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嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
あらすじ


※DVDチャプターリストの一番最後のチャプターの時間と総時間は、
著作権に関する警告画面(「おことわり」)が収録されている関係で、
実際の上映時間より若干長くなっていますが、ご了承下さい。




DVDチャプターリスト


1.夢の中のおねいさん(2:19)
2.オープニング(1:04)
3.家族全員同じ夢(3:50)
4.オラからの手紙(2:36)
5.泉に立つしんのすけ(3:03)
6.時代劇の撮影?(2:50)
7.春日城(2:52)
8.廉姫(2:39)
9.又兵衛の家(3:49)
10.しんのすけ失踪(3:20)
11.父母への手紙(4:13)
12.井楼矢倉の上で(3:31)
13.城下の子供たち(3:04)
14.かすかべ防衛隊?vs野伏(3:52)
15.鬼の井尻(2:21)
16.又兵衛と廉姫(2:57)
17.ひろし・みさえ・ひま参上(2:37)
18.彦蔵と儀助(2:21)
19.“かれぇ”と“びぃる”(3:51)
20.大蔵井高虎(3:11)
21.合戦の幕開け(4:16)
22.しんのすけの合戦場(4:30)
23.別れ(2:58)
24.奇襲(2:33)
25.廉姫の想い(3:22)
26.野原一家ファイヤー(3:13)
27.しんのすけvs高虎(3:15)
28.勝利(2:53)
29.銃声(3:58)
30.現代〜エンディング(3:53)



総時間:95分11秒

※カッコ内の数字は、そのチャプターの時間を表示



1.夢の中のおねいさん

一人の女性が空を大木の上に広がる空を眺めている。空には一つの雲が浮かんでいる。女性は木の前に座り込み、持っている木の棒で花をいじる。そして、立ち上がって目の前の池の前にやって来て、池の水を手ですくって飲みほす。女性は池の正面を見つけ続ける、という夢を見ていたしんちゃんは目を覚ます。時計が午前2時35分頃を指す真夜中、しんちゃんは女性に恋心を抱くが、左を見るとみさえがよだれを垂らして寝ており、右を見るとひろしが枕に向かってキスするしぐさをしていた。しんちゃんは全身を布団の中に入れ、もう一度同じ夢を見ようと、再び眠りに就く。



2.オープニング

(オープニング)
『ダメダメのうた』
作詞・作曲:LADY Q
  編曲  :森俊也
   歌   :LADY Q & しんのすけ、みさえ
        (キングレコード)
(敬称略)



3.家族全員同じ夢

翌朝、しんちゃんはひろしとみさえ、さらにはひまわりとシロまでが自分と同じ夢を見ていた事を知る。しんちゃんとひろしはきれいな女性だったと二人はキスするしぐさをして、みさえによって互いにキスをさせられる。その後、なぜ家族全員が同じ夢を見たのかで、しんちゃんとひろしは自分たちと結婚したいからだと言いだすが、ひろしの同じ夢を同じ時間に見るほど一心同体だという結論に落ち着く。しかし、時計は既に午前7時38分を指しており、ひろしは慌てて会社に。みさえもしんちゃんい急いで支度をさせるが幼稚園バスは行ってしまい、結局自転車で送ることに。その頃、野原家の庭ではシロが穴を掘っていた。幼稚園で、時代劇の遊びをやっていたしんちゃんたち。殿様役の風間君はこの中に忍者が忍び込んでいると言う。妻役のネネちゃん、家臣役のボーちゃん、通りすがりで通行人役で顔を隠したしんちゃん、気の弱いぞうり取り役のマサオ君は全員否定するが、しんちゃんが顔を出して忍者の正体は自分だと名乗り出る。風間君はマサオ君とボーちゃんに命じてしんちゃんに立ち向かうが、マサオ君はしんちゃんに靴の攻撃をかわされ、あっさり敗退。ボーちゃんはしんちゃんとチャンバラを繰り広げるが、しんちゃんはボーちゃんの剣として使っていた棒をお尻ではさみ、降参するボーちゃん。そこで風間君が立ち向かうが、隙を突かれて旗を取られ、しんちゃんに殿様の座を奪われてしまう。風間君は自分の家系が代々殿様だったと言って旗を取り戻そうとするが、しんちゃんは旗の棒をお尻ではさんで、風間君はしんちゃんの服に入り込んでしまう。その様子を見かねたネネちゃん、マサオ君、ボーちゃんはその場から離れて行ってしまう。



4.オラからの手紙

幼稚園バスで帰宅したしんちゃんは、庭でみさえが大きな穴を掘ってしまったシロを叱っていた。みさえはしんちゃんにシロの飼い主という事で責任を取って埋めるように言う。しんちゃんはシャベルで穴を埋めようとするが、シロは力づくで妨害するため、しんちゃんはやめようとするフリをして埋めようとするが、シロに体当たりをされてしまう。シロの執着さに根をあげたしんちゃんは、シロが穴を掘り続けるのを見て、「村の畑でポチが鳴く。正直じーさん掘ったれば、大判ゴバンがザックザク」という昔話を思い出し、シロと一緒に穴を掘る。すると、一つの箱が出てくる。その箱には一枚の紙が入っており、その紙には「とーちゃん かーちゃんへ おらてんしょうにねんにいる おひめさまはちょーびじんだぞ かすがのおしろわとういからおくるまできたほうがいいぞ はやくきてね じゃそゆことで」(劇中の映像より)という文章とぶりぶりざえもんの絵が描かれていた。ぶりぶりざえもんから、それがしんちゃん自身が書いたものだと確信し、それまで汚い字と言っていたしんちゃんは字が上手いと言いだすが、手紙を埋めた覚えがないため、しんちゃんは困惑する。しかし、手紙のお姫様が夢の中の女性であると確信し、興奮する。もう一度会いたいと、しんちゃんはふと眼をつぶるが、目を開けると違う光景が映っていた。



5.泉に立つしんのすけ

しんちゃんは泉のほとりに立っていた。そこは、夢の中で女性がいたところであった。しんちゃんはその事で思いを馳せるが自分の家がどこに行ったのかを不思議に思い、歩いていると森を抜け、草むらを進んでいった。しばらく進むと、とある光景を目にする。それは、大勢の武士が二手に分かれてお互いを攻撃し合っており、時代劇の撮影だと思ったしんちゃんは、二人の武士がほふく前進で馬に乗った一人の武士を狙っているのをみかける。しんちゃんはその二人のところまで行き、何のドラマの撮影なのかなどを尋ねる。一人の武士がしんちゃんに小刀を突き付けて、しんちゃんを黙らせようとするが、偽物と小馬鹿にされる。怒った武士はしんちゃんに刀を振り回すが軽々しくよけられてしまい、狙っていた武士に見つかってしまう。二人は火縄銃で撃つが、狙いを充てる事は出来ず、退却する。馬に乗った武士はしんちゃんに礼を言うが、ここは子供の来るところではないから立ち去るようにとも言う。仁右衛門(にえもん)という中年の武士に、命を狙った二人を放っておけと言う。



6.時代劇の撮影?

馬に乗った武士は兵たちに突撃を指示して敵陣へと攻め込む。火縄銃や弓矢、石による猛攻の後、槍によって敵の軍勢を押し崩し、退却させる。仁右衛門は尻を叩いて、敵の岩月にいくら攻めても無駄だと言う。しんちゃんがその様子を見て下品だと言っていると、先ほどの武士は仁右衛門と共にしんちゃんとやってきて、しんちゃんは野原しんのすけと自己紹介する。馬に乗った武士は井尻又兵衛由俊(いじりまたべえよしとし)と名乗り、しんちゃんは変な名前と笑う。又兵衛にどこから来たのかと訊かれたしんちゃんは、春日部はどこかを訊くが、又兵衛にここが武蔵の国春日領である事を告げられる。又兵衛に城下まで送ると言われたしんちゃんは困惑する。城下に向かう途中、しんちゃんは今年が2002年であることを言うと又兵衛に天正2年と言われ、さらに春日の城に連れてこられて驚くしんちゃんに、又兵衛はしんちゃんがどこから来たのか不思議に思う。



7.春日城

春日城に連れてこられたしんちゃんは、春日領の殿様である春日和泉守康綱(かすがいずみのかみやすつな)と対面する。家老の一人、榊隼人佐晶忠(さかきはやとのすけまさただ)は岩月との戦闘についての報告をし、又兵衛が指揮をとった事を言う。康綱は未来から来たという、又兵衛の横に座っていたしんちゃんに、未来の話をさせる。しんちゃんは現代について様々な話をし、康綱は未来について関心を示すが、しんちゃんが未来から来た事に懐疑的だった家老たちはしんちゃんの電話や飛行機の存在が信じられないでいるものの、カレーに関心を示したりする。康綱はしんちゃんに、又兵衛の家に住む事を勧める。しんちゃんも又兵衛も嫌がるが、康綱はしんちゃんが又兵衛の命の恩人であり、何かの縁だと言うが、しんちゃんは遊んでいただけだ言って、ケツだけ星人をする。その様子に康綱は笑い、しんちゃんの世話をする事を又兵衛に命じる。



8.廉姫

お尻を出した状態のしんちゃんを抱えた又兵衛は、康綱の主命に落胆してするが、外に出ると康綱の娘の廉姫に青空侍と呼ばれ、戦闘で死にぞこなった事を空でも眺めていたのだとからかわれる。又兵衛は必死に弁解しようとするが、又兵衛に抱えられたしんちゃんは廉を見ると、夢で出てきた女性と同一人物なのに感激するが、廉にお尻を見られている事に慌ててズボンをはきなおす。しんちゃんが未来から来たと聞いていた廉は、夢の中で会ったことを告げられる。廉姫は明日また改めて話を聞くと言って立ち去る。城の門を出た又兵衛としんちゃんは又兵衛の家に向かう。その際に又兵衛はしんちゃんに、自分と廉が幼馴染で、昔は遊び相手をさせられた、というより手荒くこき使われた事を話す。又兵衛はさらに、多くの他国の殿が廉姫に縁談を持ちかけているが、廉はなかなか妥協しない事にわがままだと話す。しかし、話し相手のしんちゃんは又兵衛と別方向を歩いており、それに気付いた又兵衛はしんちゃんを呼びとめる。



9.又兵衛の家

又兵衛はしんちゃんと自分の家へ行く。同じ所に住んでいる仁右衛門に、嫁もいないで子持ちになってしまったと言われる。家に入ると、しんちゃんはじいちゃんの家に似ていると言う。その後、室内着に着替えた又兵衛は、しんちゃんから家族について訊かれ、母親は病で、父と兄と弟は戦で死んで、家族は誰もいないと答える。しんちゃんは自分の家族が全員元気と言い、さらにお嫁について訊く。又兵衛は妻や子がいたら未練が生まれ、自分は武士として戦場での働きが十分できないと答えるが、しんちゃんに男が好きなのかとからかわれ、又兵衛は女が好きだと弁解して腹を立てる。そこへ仁右衛門がやってきて、又兵衛は戦場では鬼と恐れられているが、女だと臆病になってしまう事を言われる。さらに仁右衛門は井尻の家名が途絶えたら意味が無い事を説くが、妻のお里に耳を引っ張られて連れて行かれる。又兵衛の話では、仁右衛門夫妻も息子を戦で亡くしていた。夕方、又兵衛はしんちゃんに来れたから必ず帰れると励ますが、しんちゃんは腹が減ったと言い、又兵衛は夕食の準備をしている仁右衛門とお里に急ぐように言う。又兵衛は二人にしんちゃんから聞いた「かれぇ」、「すきやき」、「とんかつ」が作れれるかと訊くが、仁右衛門に嫁に作ってもらうようが良い言われる。



10.しんのすけ失踪

夜、しんちゃんが失踪し、みさえは警察に電話をするが何も手がかりはつかめない。ひろしは庭にあった手紙の「てんしょうにねん」の記述を見て、天正2年つまり西暦1574年に行ってしまったのではないかと推測する。みさえは単なるイタズラで、家の近くに隠れているはずだと言って信じないが、ひろしは庭でシロに訊くと、穴に向かって吠えている様子から、図書館に行き当時の事を調べる。ひろしは本の中で、天正2年に現在の春日部で「春日合戦」が行われたこと、その合戦では大蔵井高虎が2万強の軍勢で春日康綱の居城を攻め込むが、春日側は数で劣るものの「野原信之助」とその一族らが奮戦したという記述を目にし、自分たちも過去に行くと確信、家に戻って荷物をまとめる。みさえは信じられずにいるが、ひろしにしんのすけのいない世界に未練があるのかと言われ、腹を決める。二人は食料やおむつ、ティッシュ、ビール、健康器具のボディブレードなど家中の物をシロと一緒に車の後部座席に入れる。ひろしは過去の行き方が分からずにいたものの、穴の前に行けばということで、車で狭い庭を強引に通り、車を庭の穴の上まで進める。その際、洗濯用の棒がシロの犬小屋に当たり、屋根にヒビが入ってしまって泣くシロ。みさえとひろしは車の中で無言でいる。



11.父母への手紙

しんちゃんは廉姫と又兵衛の前で、みさえとひろしの夫婦喧嘩を演じてみせて、思わず声を出して笑ってしまう二人。又兵衛はしんちゃんから未来には侍がいない事を聞かされる。廉姫は又兵衛にしんちゃんの時代は平和であって侍は必要ないのだろう、又兵衛は空を眺めていれば良いと言う。さらに、廉姫はしんちゃんにこの春日と春日部は同じ場所のようだから、両親への手紙を書いて埋めようと提案する。しんちゃんは自分で手紙を書き、又兵衛たちはしんちゃんが字が書ける事を感心する。廉姫はぶりぶりざえもんの絵も描かれた手紙を文箱に入れるが、しんちゃんはその箱が庭で見つけたのと同じだと言う。廉姫はしんちゃんに未来の世界では男女はどのように恋をするのかと訊き、思わず興奮するしんちゃんは21世紀ではお互いが好きになれば良い、身分も年齢の差も関係ないと言うが、しんちゃんはななこおねいさんはどうしようかと悩みだす。又兵衛は違い世界の話で、春日のための縁組を結ばねばならないとされる廉姫を諌めると、廉姫は大蔵井高虎が嫁に欲しいという申し入れがあったと知らせると、又兵衛はそれを良い話だと肯定する。廉姫に言われた又兵衛は、廉姫がお嫁に行ってしまうらしいという事で慌てるしんちゃんを連れて、部屋を出る。



12.井楼矢倉の上で

井楼矢倉(せいろうやぐら)の上、又兵衛は空を眺め、しんちゃんは廉が結婚してしまうと落胆する。又兵衛は一国の姫君の縁組は家同士や国同士を結ばねばならないと力説するが、しんちゃんは又兵衛に、廉のことが実は好きなのではと問うと、又兵衛は顔を赤くして慌てて否定する。しんちゃんは又兵衛は廉の前だといつも緊張していると指摘し、廉がいると嘘を言うと又兵衛は慌ててしまい、自分の本音を隠しきれなくなってしまう。又兵衛は身分の事を強調しようとするが、しんちゃんに身分が無かったらどうするのかと問われ、又兵衛は自分の大それた想いに対して自虐する。又兵衛はしんちゃんにこの事を誰にも言ってはならない、男同士の誓いをしろといい、しんちゃんは男同士のお約束をする。しんちゃんは未来ではあっちでクイクイこっちでクイクイみんなやっていると言う。次に又兵衛は金打(きんちょう)という武士の誓いをやろうと提案する。しんちゃんにもう1本の刀を渡した又兵衛は、金打とは刀をつかから少しだけ抜いて戻すという単純な行為だが、重い誓いをするための作法であり、約束を破ったら武士ではないと説明する。こうして、又兵衛としんちゃんは金打をする。しんちゃんは矢倉の下を見ると、誰かがいるのを見つけ、又兵衛から彼らが城下の子供たちだと聞き、しんちゃんは会ってみることに。



13.城下の子供たち

城下を歩くしんちゃんと又兵衛。周囲に店が全く無いことから、しんちゃんは買い物はどうしているのかと訊くと、又兵衛によるとたまに市が立って商人が商いをするとのこと。しんちゃんは未来の春日部には店がたくさんがあると言う。矢倉から見た子供たちを見つけたしんちゃんは、仲間に入れてもらおうとすると、マサオ君にそっくりの子供を見て驚愕する。オオマサと名乗るその子供はしんちゃんにぞうり取りのことを言われると激怒する。ぞうり取り役の子供は風間くんにそっくりで、かずまと名乗るその子供は非常に泣き虫でしんちゃんはさらに驚くが、この二人はマサオ君と風間くんのご先祖だと認識する。さらに、ネネちゃんのそっくりさんも見つけ、名前は同じねねだが、ウサギを怖がる点でネネちゃんと違っていた。さらに、ボーちゃんのそっくりさんもおり、外見だけでなく性格もボーちゃんにそっくりなぼうしちに大喜びするしんちゃん。オオマサはしんちゃんに、これから一緒に秘密の場所に行かないかと誘われる。しんちゃんは又兵衛に、最初に来た場所に行くのは後と言って、オオマサたちと一緒に行く。しんちゃんはオオマサたちに未来から来たと話し、みんなが「おーっ!」と叫ぶ中、「ファイヤー!」と叫ぶ。



14.かすかべ防衛隊?vs野伏

オオマサたちはしんちゃんの叫んだのをマネして「ふぁぃやあ!」と叫びながら、秘密の場所に到着する。しかし、その場所はしんちゃんが最初に現れた場所で、後に自分の家が建つ事を認識するしんちゃん。すると、誰かが来る気配がして、野伏(のぶせり)かもしれないとオオマサたちは草むらに隠れるが、来たのは廉だった。馬から降りた廉は草の上でうつぶせに倒れてしまう。すると、周りに野伏たちがいる事にきづいたしんちゃん。5人の野伏たちは廉を取り囲み、金目の物を要求する。廉は抵抗しようとするが、あっさりと腕をつかまれる。そこへ、しんちゃんたちが草むらから飛び出し、廉を助けようとするが、野伏の一人が金砕棒(かなさいぼう)を地面に叩きつけると、地面が揺れてしんちゃんたちはバランスを崩してしまい、親分のオオマサに助けを求める。しかし、オオマサは助けるフリをして逃亡する。すると、野伏の一人がしんちゃんの文箱に目をつけ、金目の物を奪い取るように仲間たちに言い、しんちゃんたちは走って森の中を逃げる。逃走の際、しんちゃんはかずまと会い、力尽きそうなかずまの耳に行きを吹きかける。かずまは一瞬感じしまうが、しんちゃんを咎めるという風間くんとそっくりな言動を見せる。その頃、ねねは野伏の一人に髪をつかまれるが、キレたねねは脛をパンチして抵抗するも、刀を突き付けられて観念する。ぼうしちも野伏の投げた刀の柄で転んで捕まってしまう。しんちゃんに耳をくわえられて力尽きたかずまは、野伏にこれから畑の手伝いをしなければならないと、風間くんとそっくりな言動で言い訳をするが、結局捕まってしまい、しんちゃんも観念する。一方、オオマサも捕まっていた。



15.鬼の井尻

野伏に捕われても、しんちゃんは廉を守ろうとする。そこへ、又兵衛が馬に乗ってやってくる。又兵衛はオオマサを捕えた野伏を倒し、金砕棒を持った野伏が又兵衛に挑むが投げ飛ばされる。今度は金目の物を奪えと指示を出していた野伏が又兵衛と刀で勝負する。金砕棒の男も抵抗しようとするが、又兵衛に顔を殴られ、刀の男もまた顔を殴られて池へ転落する。残った二人の野伏たちは逃げ、又兵衛は廉たちを救ったが、オオマサが泣き虫であったことでねねは怒り、ウサギがあったら殴りたいと言い、それを見たしんちゃんがいつものかすかべ防衛隊のみんなだと認識する。又兵衛は去ろうとする野伏たちに金子(きんす)を渡し、彼らが侍になりたかった事を指摘し、もう一度仕官してやり直すように言う。野伏たちは又兵衛の金子を持って去っていく。



16.又兵衛と廉姫

又兵衛は廉がただならない様子で城を出たという事を聞いて、しんちゃんが最初に現れたこの場所が思いついたという。廉は昔からこの場所が好きで、今でもここに来て、又兵衛が戦で死なないように祈っていると言われ、慌ててしまう又兵衛。廉は又兵衛は戦場で多くの人間を殺し、自身もいつ殺されるかもしれない境遇にあり、又兵衛や自分の身内たちも戦場で命を落としてきた事を言う。又兵衛に武士が嫌いなのかと訊かれた廉は嫌いだと答え、自分がどこかへ嫁ぐことになったら二度とここにも来られないと言う。すると、廉は又兵衛が左手の甲に傷を負っているのを見つけ、持っていた手ぬぐい(?)を又兵衛の左手に結ぶ。その直後、廉は又兵衛に抱きつき、あまりの唐突な出来事に又兵衛は顔を真っ赤にし極度に緊張してしまうものの、どうにか廉を引き離してひざまづく。その様子に目が点になるしんちゃん。



17.ひろし・みさえ・ひま参上

又兵衛がしんちゃんを呼ぶと、しんちゃんは又兵衛のすねを蹴ってウソつきと呼ぶ。又兵衛はウソではないと弁解する。その後、しんちゃんたちは穴を掘り、文箱を入れて埋める。しんちゃんたちが池で手を洗っていると、ひろしたちの乗った車が泉の前に出現する。さきほど文箱を入れたばかりなのに早いと言うしんちゃん。ひろしはしんちゃんを見かけ、しんちゃんを車に乗せて、ひろしとみさえは戻るように念じるが戻れない。二人はパニックに陥るが、廉から城に来る事を勧められ、ひろしは廉に対して上機嫌になって了承する。ひろしは廉に車に乗ってもらおうと、後部座席の荷物を後ろのトランクに強引に入れる。廉が車の後部座席に乗る姿を見て興奮するひろしだが、みさえに睨まれて我に返る。



18.彦蔵と儀助

その後、しんちゃんやかずまら子供たちも後部座席に乗り、城へ向かうと、さきほどの野伏の二人がやってくる。二人は又兵衛にひざまづいて自分たちを使ってくれという。金目の物を奪えと指示を出していた男は彦蔵、金砕棒の男は儀助と言い、二人は元大蔵井家足軽とのこと。他の男たちはもらった金子を渡して国へ帰らせたと言い、二人は使ってくれてと又兵衛に懇願する。廉から構わないと言われた又兵衛は、二人の願いを聞き入れることに。その後、城へ向かう途中、トキや鶴が飛んでいる事に驚愕するみさえとひろし。しんちゃんにもっとスピードを出そうと言われたひろしはさらに車を速める。後ろを走っていた又兵衛の馬はその速度に追いつけなくなり、途中で止まってしまう。廉の乗ったその車が走って行く姿を、うつろな表情で見つめる又兵衛。



19.“かれぇ”と“びぃる”

城についた野原一家は、殿の康綱や廉、家老たちにカレーライスをふるまう。家老の一人、新八郎は辛いと言うものの、康綱たちから美味いと好評を博する。その後、ひろしは現在の春日部にはこの時代の名残はほとんど無い事を話すと、いずれは自分の国も消えてしまう、それも春日だけでなく他の大国も未来には全て消え去っている事に虚しさを覚える康綱。それに対して廉は、欲が深すぎたと指摘をし、その事に同意する康綱は、大蔵井高虎からの婚姻の申し入れを断ることに決める。大蔵井高虎の非情な性格も嫌う康綱は、申し入れを受け入れても大蔵井家と対等になれるわけではなく、また他の身内が既にいないため廉には自分の傍にしばらくいてほしいとの願いからだったが、ひろしは図書館で調べた本の通りになりそうだと不安を覚える。その後、野原一家は車で泉に行き、戻ろうと試みるが、なぜか戻れない。ひろしはこの時代で生きていくことに不安を感じ、自分は侍ではなく足軽が関の山だと言うと、しんちゃんに足くさがると言われる。その夜、又兵衛の家で野原一家は夕食を共にし、又兵衛はひろしのビールを気に入る。しかし、又兵衛がビールをさらに飲もうと土間に行くと、仁右衛門と彦蔵と儀助がひろしのビールを全て飲んで酔いつぶれていた。その様子にショックで腰を抜かすひろし。



20.大蔵井高虎

大蔵井高虎は康綱からの申し入れを断る書簡を読んで、それを口実に春日への陣触れを命じる。夜、廉が読書をしていると、物音が聞こえてきて、外を見ると木から花が次々に落ちていた。その後、野原一家は廉から大蔵井高虎の軍勢が向かっている事を知らされ、城を出るように言われるが、又兵衛から岩月などの隣国も大蔵井の軍と示し合わせており、外に出るのはかえって危険だと言われる。城下の人々は戦火から急いで逃れるようとする。城では侍の妻の女性や子供などが一曲輪(いちのくるわ)に避難していた。廉は野原一家が自分の一番好きな場所で暮らしている事から、それだけ野原一家が仲睦まじく幸せに暮らしている事を言い、野原一家に不幸は似合わないと励ます。しかし、遂に大蔵井の軍が現れ、春日の城を取り囲む。



21.合戦の幕開け

夜が明けると、大蔵井の軍が春日の城を囲んでおり、塀たちは麦を切りつける。一方、家老の榊こと隼人佐が逃げ出したという知らせに新八郎は嘆くが、康綱は隼人の気持ちを理解し、家臣たちに城を出たければ出るように言うが、兵庫助は最後には城で討ち死にすれば良いと発言し、家臣たちもそれに同意する。一方、城の塀にいた又兵衛たちは兵たちが浮かない表情をしている事を指摘し、仁右衛門は鬼の井尻こと又兵衛がついていると言って励まし、さらに女には弱いと言って皆を笑わせる。その頃、城で様子を見ていたしんちゃんは祭りのようだと言う。大将の高虎がいよいよ出撃の指示を出し、寄せ貝が鳴ると大蔵井の兵たちが進撃を始める。又兵衛も火縄銃の攻撃の準備の指示を出す。大蔵井の兵たちが最初に脅しで銃を撃ち、本格的に進撃を行う。又兵衛たちも銃の攻撃の指示を始め、弓矢やつぶての攻撃も行わせ、本格的な戦闘が始まる。城に入って来ようとする大蔵井の兵たちを入れるなと言う又兵衛。



22.しんのすけの合戦場

様子を見ていた野原一家は流れ弾が飛んでくるので城の中に入るように言われるが、又兵衛の事が気になったしんちゃんは様子を見てくると言って、戦場へ走りに行ってしまう。ひろしは不安を抱えながらしんちゃんを追いかけるが、戦場の様子に唖然とする。それでも戦場に向かうしんちゃんを連れ戻そうと走るひろし。又兵衛はしんちゃんがやってきたのを見て、すぐに戻るように言う。ひろしがしんちゃんを抱えて戻ろうとするが、可動式の矢倉から大蔵井の軍による攻撃で兵たちが倒れる姿を目の当たりにして固まるひろし。又兵衛はひろしとしんちゃんに、近くの小屋へ避難させる。矢倉から爆弾である炮烙火矢(ほうろくびや)の相次ぐ攻撃に手こずる又兵衛の兵たちは、遂に城内に佐久間権兵衛(さくまごんべえ)を始め、大蔵井の兵たちの侵入を許してしまうものの、又兵衛たちは佐久間らを殺して反撃を行う。一方、炮烙火矢でしんちゃんたちの小屋の一部に火がついてしまい、それをオシッコで消すしんちゃんとひろし。又兵衛は矢倉の兵の一人に矢を放つと、その兵は手に持っていた火のついた炮烙火矢を矢倉の床に落としてしまい、矢倉の兵たちは慌てて外へ飛び降りる。炮烙火矢は爆発して矢倉が破壊され、その際に又兵衛はしんちゃんたちに今のうちに戻るように言う。ひろしはしんちゃんを抱えて慌てて城の奥へ戻る。放心状態のひろしをよそにしんちゃんは廉に戦場の様子を話す。一方、高虎は評定で頃合を見て春日と和睦し、その時に男たちを討ち取って女たちをいただくという戦略でいくことを家臣たちに話す。城では炊き出しが行われ、廉やみさえも他の女性たちと共に兵たちの握り飯を作る。又兵衛は廉が作ったと思われる大きくて塩辛い握り飯を手に取る。夕方、その日の戦闘は終了し、大蔵井の兵たちは城から引き揚げる。



23.別れ

夜、又兵衛は廉と吉乃に、夜明け前に出撃をする事が評定で決定した旨を伝え、野原一家にその出撃で敵が混乱したら車で城を出て逃げるように伝える。ひろしはその事に戸惑うものの、廉からも勧められる。その後、又兵衛は宿場が焼かれる様を仁右衛門と眺めて酒を飲みつつ、仁右衛門には出撃をやめる事を暗に言うが、仁右衛門も共にすると言い張り、又兵衛も同意する。明け方が近くなった頃、野原一家は廉から金子と食糧をもらい、別れを告げられる。その後、野原一家は又兵衛たちの家に行き、その際にひろしは又兵衛から刀を1本渡される。又兵衛は野原一家と過ごせて楽しかったと言い、その事で涙を流すひろしとみさえ。



24.奇襲

出撃の準備が整い、又兵衛は兵たちに高虎を討つことだけを考え、倒れた仲間は見捨てろと喝を入れる。又兵衛は門を開けさせ、兵たちは出撃を開始する。その際、兵たちの横にいた野原一家の車にエンジンがかかり、城を出る合図を待つひろし。又兵衛たちの襲撃を目の当たりにして、大蔵井の兵たちには逃げ惑う者が現れるが、後方にいた兵たちが銃をかまえ、又兵衛たちの鉄砲衆と撃ち合いになる。



25.廉姫の想い

城では、廉が外の様子が見たいと言い、彼女の本意を知っている吉乃は止めようとするが、廉は吉乃の制止を振り切って、外へ走りだす。吉乃は自分が廉を追いかけることに。一方、門番から頃合いを告げられた野原一家は城を出て、車を見かけた兵たちによる攻撃を振り切って戦場から遠く逃れる。戦場では、又兵衛の軍と大蔵井の軍が激戦を繰り広げており、又兵衛たちは敵の兵たちを次々に倒して進んで行った。その様子から高虎は家臣たちから陣を下げることを提案されるが、自身の面目から提案を拒絶する。遠くから戦場の様子を見ていた野原一家。車の中でひろしはしんちゃんに、又兵衛を助けなくて良いのかと言われる。その頃、廉は必死に走り、ようやく戦場の見える(昼間、戦が始まった頃に野原一家がいた)ところまで到達する。戦場では、又兵衛たちの兵は次々に破れ、苦戦を強いられていた。



26.野原一家ファイヤー

ひろしは車を戦場へ走らせ、クラクションとヘッドライトで威嚇して突撃する。車を見たことがない大蔵井の兵たちは怯え、一気に形勢が逆転する。車は足軽に銃で撃たれてフロントガラスを傷つけられるものの、大蔵井の兵たちを退け、その様子を見ていた高虎も唖然とする。又兵衛たちは一気に高虎のもとへ進撃し、大蔵井側では近衛兵である馬廻衆(うままわりしゅう)たちも動員される。高虎は馬廻衆の一人の真柄太郎左衛門直高(まがらたろうざえもんなおたか)を自分の傍に配置する。野原一家の車は高虎のもとへ走るが、途中で馬廻衆がかまえていたために、木の柵を壊して強行突破する。馬廻衆たちはその後に来た又兵衛、仁右衛門、彦蔵、儀助と交戦する。車は大将の高虎のいる陣の中へ到達する。しんちゃんは車から降りて、高虎に降参するよう言い、それを見たひろしは刀を持ったつもりで車から出る。そこへ、一人の馬廻衆に槍をつきつけられる。ひろしは刀をかまえようとするが、ひろしの持っていたのは刀ではなく健康器具のボディブレードであった。ひろしは戸惑いながらも、ボディブレードを振り回して敵を威嚇する。



27.しんのすけvs高虎

しんちゃんはひろしにボディブレードの正しい持ち方を言う。すると、又兵衛たちが陣に入ってきて、大蔵井家に仕えていた彦蔵から南蛮胴をつけている男が高虎だと知ると、自らの名を名乗り、高虎に覚悟するよう言う。高虎は馬廻衆たちに戦闘の指示を出し、太郎左衛門以外の馬廻衆たちが仁右衛門、彦蔵、儀助らと交戦する。太郎左衛門は又兵衛と一騎打ちに挑む。太郎左衛門は長巻で又兵衛の槍を切り、又兵衛は刀で剣を交えることに。又兵衛と太郎左衛門が激戦を繰り広げていると、高虎はその様子に後ずさりして逃げようとする。すると、それを見たしんちゃんは高虎の前に立ち、全ては高虎に責任があるにも関わらず、逃げようとするなど許さないと叱責する。その事に激怒した高虎は刀を出してしんちゃんを斬りつけようとすると、みさえが又兵衛の刀を持って、鞘に入れた状態で高虎の刀からしんちゃんを守る。すると、ひろしがボディブレートで突進で、高虎の顔を叩きつける。その攻撃で高虎がひるんだ隙に、しんちゃんは高虎の股間を頭突きし、その痛みに倒れる高虎。その様子から、太郎左衛門は又兵衛に自分を斬るよう言うが、又兵衛は太郎左衛門に惜しいと言って、あえて斬らないと言って刀を鞘に収める。仁右衛門たちと交戦していた他の馬廻衆たちもまた、戦意を喪失する。



28.勝利

又兵衛は高虎の首を取ろうとし、それを知ったしんちゃんは高虎が又兵衛が強いのを知ったはずだからも攻めてこない、だから許してやろうと必死に説得する。又兵衛は大蔵井の兵たちに、大将の高虎が敗れたこと、ただし死んではおらず髻(もとどり)だけを切り取ったのみだという事をしらせ、ここで戦闘は又兵衛たちの勝利に終わる。その後、仁右衛門は引き揚げる大蔵井の兵たちの意気消沈ぶりを嘲笑する。ひろしの車に乗っているみさえは、又兵衛と共に馬に乗っているしんちゃんが侍になるのではと言う。又兵衛はしんちゃんに殿からもらえるごほうびは何が良いかと訊くと、しんちゃんは以前金打の際に使った又兵衛の小さい刀が良いと言う。しかし、父親の形見であるその右手指(めてざし)を渡す事に又兵衛は拒否する。すると、廉がいることを指摘し、又兵衛も廉を見かけ、廉は吉乃に咎められながらも又兵衛たちに手をふり、安心してうつむく。



29.銃声

廉がうつむいていると、銃声が突然鳴り響き、はっと驚く廉。すると、又兵衛は馬から落ちる。しんちゃんが馬から降りて倒れた又兵衛のところに行くと、彼が撃たれたことを告げられる。又兵衛は自分が初めてしんちゃんと会った時、撃たれて死ぬはずだったのに、しんちゃんに命を助けられ、大切な国と人と守るための働きをさせてくれた事に気付いたと言う。役目が終わったしんちゃんは、きっと帰れると言う又兵衛に泣きそうになる。又兵衛は右手指をしんちゃんに渡し、最後にそれ使わないで良かったと言って息絶える。しんちゃんは、大粒の涙を右手指に流す。仁右衛門、彦蔵、儀助は泣きながら誰がやったかと兵たちを問い詰めるが、撃った覚えのある者は誰もいなかった。一方、廉もその様子に泣き崩れる。泉のほとりにて、しんちゃんは廉に又兵衛と結婚したかったかと訊くと、廉はそれにうなづき、これだけ人を好きになる事はもう無いだろうから、自分は誰にも嫁がないという決心を伝える。しんちゃんは廉に又兵衛の心情を伝えようとすると、廉はもう良いと言い、しんちゃんは改めて金打を行う。ひろしやみさえたちは廉に挨拶をし手て車に乗り込み、泉のほとりには廉だけとなる。



30.現代〜エンディング

野原家の庭。現代に戻ってきたしんちゃんたちは、車から降りると、又兵衛の旗とよく似た空に雲が浮かんでいるのを見る。それを又兵衛の旗だと言うしんちゃんは、右手指を空に向って掲げる。一方、廉もまた空を見ており、涙を流していた。「おい、青空侍」(劇中の台詞より引用)

(エンディング)
「二中のファンタジー 〜体育を休む女の子編〜」
作詞・作曲・歌:DANCE☆MAN
(avex group)
(敬称略)





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劇場版作品のあらすじ
ハイグレ魔王/ブリブリ王国/雲黒斎/ヘンダーランド/暗黒タマタマ/
ブタのヒヅメ/温泉わくわく/クレしんパラダイス/ジャングル/オトナ帝国/戦国大合戦/
ヤキニクロード/カスカベボーイズ/3分ポッキリ/踊れアミーゴ/ケツだけ爆弾/
金矛の勇者/カスカベ野生王国/オラの花嫁/スパイ大作戦/宇宙のプリンセス/
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