オールナイトレポート6
(クレしん映画かく語りき・中盤)



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上映スケジュール

鑑賞前

第4作目

第5作目

第6作目

鑑賞後







史上初!“伝説を呼ぶ!オトナだけのクレしんNIGHT”
at TOHOシネマズ 六本木ヒルズ


TOHOシネマズ 六本木ヒルズでは、
4月15日公開「クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!」を記念し、
史上初の「クレヨンしんちゃん」完全“イッキミ”を実施!


実施劇場 TOHOシネマズ 六本木ヒルズ

料金:3月24日、31日=¥3,000

4月7日=¥4,000

4月14日=¥4,500

チケット販売 各日とも上映日の1週間前から


伝説を呼ぶ!オトナだけの クレしんNIGHT PART2
3月31日

「ヘンダーランドの大冒険」 24:00〜1:57

「暗黒タマタマ大追跡」 2:05〜3:41

「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」 3:55〜5:34






鑑賞前


3月31日から4月1日にかけての夜、TOHOシネマズ六本木にて史上初の「クレヨンしんちゃん」完全“イッキミ”第2回目が開催されました。

この時の同行者も、前回に引き続き水橋ホトリさんです。今回の集合場所は、前回の赤羽駅ではなく、現地のTOHOシネマズ六本木に11時()上映開始は12時)ということになりました。赤羽駅では、途中で降りなければならないので、あまり集合場所には適さないのですね。

さて、私は新宿から都営大江戸線で六本木駅に行き、TOHOシネマズ六本木に着いた時は10時45分過ぎで、少し早かったかなと思いました。しかし、水橋さんも既に来ていました。というわけで、来週分のチケットも購入しておきました。一週間前のこの日から販売開始なので。

この時も、上映開始まで水橋さんと会話を交わしたり、グッズの店を見たりして、時間をつぶしました。なお、この時の会話には、この日私がアップした、談話室の「映画編「嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード」執筆秘話」についても含まれていました。どうも水橋さんは、堂ヶ島と天城を不倫ではなく身内の関係であると考えていたようです。確かにそうとも考えられるかなと、私はなるほどと思いました。

また、次回の談話室は今年の1月から2月にかけて日記に書いていた台湾旅行記の事ですかと聞かれ、私はそうですと答えましたっけ。また、31日のこの日、その日記が終わるということなので、そのことについてもお話しましたね。今度からブログをやると答えました。

さて、12時が近づき、いよいよ入場開始となりました。前回と同じSCREEN@ です。SCREEN@の座席数ですが、164(+車椅子用スペースが2)席、スクリーンサイズは縦3.7メートル横9.1メートルですね。前回書きましたが。

座席ですが、私はG-12で、水橋さんは私の左隣のG-11です。前回の私の席はG-11で、水橋さんはG-12、つまり今回は前回の逆ということになったわけです。

席についてから上映までまだ時間はあり、左の方に目を向けると、なんと私から左へ4番目(G-8)の男性が、当時(2006年6月現在もそうだと思いますが。これを書いている現在は、まだ5月28日ですが、アップは6月ですので)好評発売中だったあのチョコビを、アニメのデザインそのもので商品化されたあのチョコビを食べているではありませんか。あの、定番だけどニクいヤツを(「踊れアミーゴ」公開前のこの時、そう思ったわけではありませんが。何の事か分からない方は「踊れアミーゴ」を参照してください。11月にはDVD化されるかと思います)。私もコンビニなどで探してはいたのですが、全然見つからなかったのですね。水橋さんも同様だったという事でした。

これだけでも驚いたのに、辺りを見回せば、なんと、水橋さんのの真後ろの席(H-11)の女性、そしてそこから二つ右隣(H-10)の女性も、チョコビを食べているではありませんか!あの方々に、どこで買ったのかを訊くべきでしたかね、と後日思いましたが、その必要はないと、後にそう感じました。(とうわけで詳細はこの次のオールナイトレポート7で)。

そうそう、先ほどのG-8の男性は、チョコビだけでなく、まもなく上映される「ヘンダーランド」のパンフレットも見ていましたね。というわけで、私も次回はパンフレットを持っていこうと思いました。

劇場から廊下に出ると、例によって、クレしんのオールナイトのスケジュールが書かれた看板が出ていました。そこの上映時間ですが、前回と同様、12時とか1時2時ではなく、24時、25時26時と書かれていました。看板に書かれていたスケジュールは以下の通りになりますが、24時はともかく、25時だの26時といった表記はややこしくなりますので、時間はやはりこの看板の通りに表記しないつもりです。


「ヘンダーランドの大冒険」 24:00〜25:47


「暗黒タマタマ大追跡」 26:05〜27:41


「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」 27:55〜29:34




12時、いよいよ場内は暗くなり、まずは予告が流れました。内容は先週と同じで、クレしんの「踊れアミーゴ」の予告も流れていました。そういえば、この予告の中で「ゲド戦記」の予告もやっていましたが、水橋さんは予告編で流れていたこの作品のテーマソング(?)が頭から離れないと言っていましたね。私はきれいさっぱり忘れてしまいましたが。

さて、約10分の予告を経て、いよいよ第4作目の公開となりました。





春日部か
いや〜 懐かしいぜ
初めて来たけどな




クレしん映画の第4作目「ヘンダーランドの大冒険」は、私の一番好きな作品です。作品の面白さもさることながら、個人的に思い出深い作品でもあるからなのです。

臼井氏の原作には無い初めての作品ということで、96年の公開当時、私はこの作品に大きく胸を膨らましたものです。また、公開前夜の4月12日のスペシャルだたっと思いますが、この時「ヘンダーランド」のシーンがちょこっと出てきたのですね。機関車がふたば幼稚園の園児達を乗せてヘンダーランドへ向かうシーン、クレイ・G・マッドの操作で、トッペマが操り人形として踊りそして歌うシーン、ス・スーマンと3大ヒーロー(アクション仮面、カンタムロボ、ぶりぶりざえもん)の野原家での戦いが流れていました。

特にス・ノーマンでの戦いのシーンは、第2に作戦会議の後、ス・ノーマンに挑むシーンで映像が途切れ、しんちゃんが「この続きは映画館で」と言った時、一体ス。スーマンに何を仕掛けるのか、気になって仕方ありませんでした。

そして、劇場にて、それはおしくらまんじゅうで、これでス・スーマンを撃退したと分かり、大感激したものです。というわけで、この作品は個人的に非常に思い出深い作品なので、これを超える作品はおそらく今後も無いかと思います(第2位以下ならありえます。現に、「雲黒斎」が2位になったのは2004年以降です。ぜひ、「雲黒斎」や「オトナ帝国」を超える作品が出てくることを期待しています)。

で、群馬ヘンダーランドなのですが、もしこのテーマパークが実在したとしても、2006年現在では、ハウステンボスみたいに経営破綻しているのではないかと個人的には思うわけです。「東京からだって、思ったほどは遠くない」。いや、結構遠いでしょと突っ込みを入れたくなるフレーズです。

大体、汽車で入るとかいって、あれじゃあさばける客の数にも限界があるでしょうし(そういえば、しんちゃんたちが汽車に乗るシーンでは、やたらウケていましたね)。とまあ、あら捜しはもういいか。このヘンダーランドは営利目的のための施設ではなく、地球侵略のための拠点なのですから。ボスはマカオとジョマというオカマ魔女。いやーいいですね〜、やっぱりクレしんにはオカマは欠かせない?

それと、手下にはチョキリーヌ・ベスタとクレイ・G・マッド。チョキリーヌが「(自分は)クレイ・Gのような木偶の坊じゃなくってよ」というシーンを見て、私はこの二人が「ハイグレ魔王」のハラマキレディースとティーバック男爵を思い起こさせます。両作品ともに、敵の中では幹部クラス(中間管理職(笑))であり、ハラマキレディースもティーバック男爵を見下しているような所があったので。

しかし、「ヘンダーランド」にはさらにもう一人、新幹部が登場します。それが、ス・ノーマン・パーであり、本作品においては重要な役割を果たします。「ハイグレ魔王」には彼に該当するキャラは登場せず、そういう意味でも同作品よりも面白みを増しているようにも思えます。

まあ、「ハイグレ魔王」の場合、前半が日常で占めているというところから、あまりキャラを出すとかえってわかりづらくなるでしょうが。ただ、トッペマが自分の魔法では雑魚はともかくあの4人は歯が立たないと言うシーンがありますが、「ヘンダーランド」って雑魚キャラ出てきましたっけ?「ハイグレ魔王」ではパンスト団が出ていましたが、「ヘンダーランド」では登場していませんでしたね。

それとも、ヘンダー君やヘンナちゃんが雑魚キャラ?後に踊りの審査員をやっていましたが、あの採点はマカオとジョマに甘く、野原一家に厳しくしたのでしょうかね。となると、やっぱりマカオとジョマの踊りって、実はたいしたことなかったりした?

さて、この「ヘンダーランド」の見所は、しんちゃんは一度非日常の世界から日常に戻ってくるのですね。しかし、そこへス・ノーマンがやってきて、日常を破壊していくという展開はまさに恐怖です。

そして、ここでしんちゃんが3大ヒーローを呼び出してて戦うというシーンにつながるわけですが、この戦いのシーンは観客席からやたら笑いが起きていました。特に、ぶりぶりざえもんが寝返って、その事でしんちゃんたちに殴られ、しんちゃん達が(最初の)作戦タイムの最中、その殴られたぶりぶりざえもんは倒れているシーンでは相当ウケていましたね。

そうそう、2年前の新文芸座のオールナイトでは、ぶりぶりざえもんの「少し」(オールナイトレポート2参照)という台詞がやたらウケていましたっけ。観客が大きなお友達だけでも、劇場が変われば受けるシーンも変わってくるわけですね。

それと、カンタムロボとアクション仮面は、家が壊れるかもしれない、火事になるかもしれないけれど、カンタムパンチ、アクションビームを使っていいかとしんちゃんに尋ねますが、しんちゃんのOKを得ないままそれぞれパンチとビームを出しているのですよね(家は壊れなかったし火事にもなりませんでしたが)。

いくら悪を倒すためでも、正義の味方が家の人間の承諾を得ないまま攻撃していいものなのでしょうかね。正義とは何か、それを考えさせられます。

まあ、曲がりなりにもス・ノーマンを撃退したわけですが、今度はひろしとみさえが捕まり、人形に入れ替わるという事態になります。以前ネット上で、公開当時の劇場で、人形のひろしとみさえが風呂場でしんちゃんに襲い掛かるシーンが流れた時、非常におびえていた男の子がいたという回想記を読んだことがあります。

その回想記では、子供にとって、自分の親に襲われるというのがどれだけの恐怖かが理解できる出来事だったと書いていましたが、まさにそうだと思います。このシーンについて、私は映画編ヘンダーランドの大冒険で、子殺しの恐怖を暗示させるもので、子供向けであることが全く意識されていない、これは同作品が劇しんの中でも、比較的子供向けを意識した作品であり、その子供向けを意識した作品の中で、大人向けの要素が入りこんだ結果、それがこのような歪んだ形で表れたのではと書いています。

しかし、このような恐怖を乗り越えて、しんちゃんは成長を遂げ、自ら自分の両親を助けに行くという決意をするのです。私が「ヘンダーランド」を一番好きな作品である理由には、このような主人公の成長を見ることが出来るということも挙げられます。

で、翌日、テーブルがめちゃくちゃ散らかってますが、まあ成長したとは言っても、この辺りは勘弁してやりましょうかね。で、クレイ・G・マッドにチョキリーヌ・ベスタの2人の幹部に当たる敵を倒しましたが、チョキリーヌとの戦いで、トッペマは消えてしまいます。しかし、このような悲劇を乗り越えて、しんちゃんは成長を遂げ、地球の平和を守るという決意をするのです。

で、助かったみさえに(その前に助かったひろしに対しても)魔法の存在を信じさせるために、雛形あきこを出しては(ひろしと一緒に)デレデレしていましたが、まあ成長したとは言っても、この辺りは勘弁してやりましょうかね。

ちなみに、私は雛形あきこの台詞を全て暗記しています(笑)。「私は雛形あきこ。1978年1月27日生まれ、A型のみずがめ座よ。出身地は東京、特技は日本舞踊で・・・」

さあ、いよいよ親玉マカオとジョマとの対決ですが、最初の2回戦(踊りとババ抜き)は、傍から見れば真面目に戦えよと文句の一つも言いたくなるようなシーンですが、あの無茶苦茶な面白さがそのような不満を吹き飛ばします。阿波踊りvsダンスバレエ!結局は、テクニックよりハートなんですね。マカオとジョマも、野原一家並みに必死の思いでやれば、(テクニックが決めてとなり)勝てたかも。

続くババ抜きですが、あのひろしのリアルな姿、サマになっていいですね。このシーンでは、かなりウケていましたね。あのひろしの姿が、リアル顔の元祖なのでしょうね。「暗黒タマタマ」や「ブタのヒズメ」でも表れ、「ヤキニクロード」で爆発すると言ったところでしょうか。

で、最後はジョーカーを城のてっぺんにあるステンドグラスにはめるかはめさせないかという、ルール無用の体力勝負ですが、これは肉体アクションをメインに置いた後の原監督の特徴を彷彿とさせます。このシーンの絵コンテは湯浅氏とのことですが。

このシーンの、そしてこの作品の最大の爆笑シーンは、やはりあのひろしの名刺のシーンでしょう。あのリアルな書き込み・・・。2年前の新文芸座もそうでしたが(オールナイトレポート2参照)、ここでもやはり本作品の最もウケたシーンとなりました。

それで、マカオとジョマを消したかと思えば、ヘンダー城からの脱出(?)と苦労は続くわけです。その後のス・ノーマンの正体(ゴーマン王子)のシーンは、しんちゃんと3大ヒーローにおしくらまんじゅうをされて溶け出すシーンで、この伏線となる台詞(「俺に何かを思い出される」)があったわけです。

で、最後はメルヘンチックなラストですが、この作品がファンタジー路線でいった事を示した象徴的なシーンだと言えるでしょう。

「ヘンダーランド」終了後、20分弱の休憩を経て、第5作目の作品の上映となりました。1週間前と同様、ここでも予告は無く、暗くなるといきなり始まりました。





あんさんは まあゆうたら
本屋の店先で雑誌を
立ち読みしてたようなもんどすわ




監督が本郷みつる氏から原恵一氏に変わり、作風もガラリと変わった第5作目の「暗黒タマタマ大追跡」ですが、この他にもひまわりが野原家に加わったという事も、クレしん映画における大きな変化だと言えるでしょう。

この作品ではひまわりが全体に大きなウェイトを占めているわけですが、その分しんちゃんの活躍があまり無いような気もします。そういう意味でも、「ヘンダーランド」と大きく異なるわけですね。

それと、この作品ではしんちゃんの心理はかなり複雑なものなのですね。本作品のパンフレットの登場人物紹介のページには(そういえば、パンフレットは「オトナ帝国」以来、その作品のオリジナルキャラクターの以外の人物紹介ってしてないのですよね。する必要が無いくらい、有名なんだぜという自信の表れなのでしょうかね)、しんちゃんの表情がかなりすねたものになっているのですよね。ここからでも、この作品のしんちゃんは、妹に対する嫉妬が主人公にかなり大きな心境になっていることを示していると言えます。

しかし、しんちゃんは妹に対する嫉妬より、自分が妹を守らねばという気持ちに変化していきます。それを最もよく表しているのが、ラストのヘクソンに投げられたひまわりを助けるべく、走り(ジャンプする)あのシーンでしょう。あのシーンは、「オトナ帝国」のラストの階段を走るシーンとダブります。まさに、「ヘンダーランド」と同様、主人公が大きな成長を見せる作品であると言えます。

そうそう、この作品では、前作以上にオカマが強烈でしたね〜。何でも、製作スタッフ一同は、新宿のオカマバーにも取材を兼ねて行ったのだそうな。前作が取材として訪ずれたのが東京ディズニーランドだったというこのギャップって・・・。

で、オカマキャラが最初から善玉であるというのは、この作品が初めてなのですよね。アタシ達を悪役扱いするなんて、あんまりだわ!アタシ達って、とってもいい人達なのよ〜〜〜と、迫られたのでしょうかね。そのオカマバーで。いや、そんなことは無いでしょうが、何かそんな気もしますね。ひろしがローズ、ラベンダー、レモンに「私たち とっても強いのよ〜」と関節技(?)をかけられるシーンで、そう思ってくるわけです。

そういえば、オカマといえば、しんちゃんが河原から(タマを持って)家に帰り、みさえに「河原でオカマに会った」というシーンでは、笑いが起こっていましたね。なぜ、あそこでウケたのかは、私にはよく分かりませんが。他にもオカマ絡みのシーンでも受けていたと記憶しています。

オカマ3兄弟のローズ、ラベンダー、レモンですが、ラベンダーが一番色気がありますかね。あのスリットもそれを引きたたせていますし。それで、ラベンダーの声は故塩沢兼人氏によるもので、サリーに続き、まさにぶりぶりざえもんだけでなく、オカマ(それも女の色気がある)にもハマリ役だった(過去形が悲しいですが)と言えます。

この「暗黒タマタマ」の悪の親玉は玉王ナカムレなんですが、モデルなった人物がいて、それはいわずと知れた中村玉緒だそうで。いやあ、玉王ナカムレはんも、玉緒はんに負けず劣らずのええ味が出ておりますなあ。

特に、ローズはんが「玉なんてないわよ ないものは渡せない」と言うのに対してのあの笑いなど絶品で、わてのお気に入りシーンで一つでんな。思い出したら、うっかりあの笑いをしたくなってもうたわ。グハハハハハハハ。

おっと、失礼いたしたどすわ。それで、この玉王ナカムレはんってキャラは、ヘクソンはんやマホちゃん達とは違って、何とも言えない愛嬌があるどすな。とても悪役には見えませんし。ヘクソンはんに拳銃を突きつけるシーンも、ナカムレはんでは悪とは思えませんし。こういうキャラが悪の親玉というケースは、後にも先にも見られないので、そういう意味では実に貴重な作品でもあると思うどすわ。ただ、こういうキャラが悪の親玉であることは失敗だったと、製作スタッフの方々は意識するようになったかも分からんどすわな。

さて、この作品はロードムービーとの事ですが、最初の移動のシーンは、どうも時間的におかしいような気がします。ひろしを含め、野原一家が寝ていたところからオカマ達が来るのですが、あの時点では何時だったのでしょうかね。

まあ、不夜城の新宿にあるオカマバーもかなりの深夜まで営業するのが普通だろうし、健康ランドも24時間営業も少なくないですから、矛盾は無いのでしょうが。ただ、ローズ達やしんちゃんたちがワゴン車の中で眠りにつくシーンは、もう明け方近かったのではないでしょうかね。

それと、この作品の善玉側のキャラで、東松山よねが出てきますが、例年通りの強くてかっこいいおねいさんキャラと言うことになりますが、実際はかなりアホでマヌケであり、今までの、そして今後のおねいさんキャラには見られないタイプです。やはり、きれいなおねいさんは、強くてかっこよくないと、という信念がこの作品を契機に確定したのでしょうかね。

それでも、私はよねも結構好きなキャラです。おバカなキャラですが、それでいて全然憎めないのですよね。ラストのエンディングで、表彰か何かを受ける彼女のシーンがありますが、この作品はしんちゃんだけでなく、彼女の刑事としての成長も見られるものだと言えます。

さて、恐山ならぬあ、それ山の珠由良族の本拠地に行くわけですが、ここでも珠黄泉族の魔の手が伸びてくるというわけで。しかし、今まではチーママ・マホ率いるホステス軍団だったのに対し、今回はヘクソンであり、まさに「魔の手」と呼ぶにふさわしいと言えるかもしれません。あのヘクソンは何だがミステリアスな雰囲気を漂わせていますが、新幹線で東北に向かうシーンは、何だかギャップを感じさせます。それと、七人衆が仕掛けた結界って・・・。あれも何かギャップを感じませるものがあります。

そして、ヘクソンは珠由良七人衆と東松山よね、珠由良とローズを片付け、野原一家にも襲い掛かってきます。そして、遂にひまわりを守るのはしんちゃんだけとなりますが、あの時にしんちゃんがやってのけてた新手の必殺技「お楽しみ袋つき ケツだけ星人」と「ちんこぷたー」ですが、素晴らしすぎます(笑)。

特に、ちんこぷたーはもはや笑いを通り越し、感動の粋に達しています(笑)。普段、テレビアニメではなぜ登場しないのでしょうかね。これ1回限りになってしまって。やはり、相当に下品だから?個人的には、あまりにも素晴らしすぎる下ネタであるため、2回以上使うのは恐れ多いからという理由であって欲しいですが。

さて、結局ひまわりはヘクソンに連れ去られるわけですが、逆に言えばもはや失うものは何も無い、一気にお台場へ向かいます。あまりの勢いに、あの臼井儀人氏をぶん殴ってしまうとは、自分の生みの親なのに。なんて親不孝なひろし。てゆーか臼井氏を無視してしまえばよかったのでは、と思いますが、あのシーンを挿入させるために、ひろしを親不孝ものにしなければならんかったのでしょう。

この後、サタケが裏切るわけですが、この裏切りは「ブリブリ王国」のサリーとニーナの裏切りと同類のものでしょう。どちらも、組織から疎まれているように感じているところで、子供がきっかけとなって心変わりをするのですから。ただ、サタケの場合は、ヒューマニズムといったものがコーティングされたものとなっていますが。

「ブリブリ王国」と同じと言えば、ヘクソンの裏切りも同様ですが、「ブリブリ王国」と違うのは、親玉がその事に既に感づいていた事でしょう。また、ヘクソンとの戦いがクライマックスシーンとなるのも大きな違いでしょう。「ブリブリ王国」にもハブとルルの戦いがありますが。

で、ヘクソンとの戦いですが、「そして、時が流れた・・・」というシーンは、かなりウケていました。おそらく、「暗黒タマタマ」の中では一番ウケたのではないでしょうかね。

で、ヘクソンを倒すことが出来たのは、みさえとひろしのミュージカルですが、「ブリブリ王国」と同様、私はDVDでこのシーンを見まくって、歌詞と振り付けを覚えたものです(笑)。

さて、ヘクソンを倒したのもつかの間、しんちゃんとひまわりが魔人ジャークを復活させてしまう、しかし、ジャークは既に賞味期限切れで使い物にならないただのオカマ。実は、この作品が劇場公開された当時、このシーンについては、当時中学1年だった私はこのようなオチを予想していたものです。

というのは、当時の単行本の最新刊の17巻での、「救いのヒーローが世界を救う!?『ぶりぶりざえもんの冒険』」の中で、同じくしんちゃんたちが魔人の復活を食い止めようとするのに、結局事情を理解していないぶりぶりざえもんが魔人を復活させてしまうという話を既に読んでいたからです(魔人は寝たきりになっていて、使い物にならなかったというオチ)。やっぱりなという感想を抱いたものです。

野原一家は遂に自宅へ帰還、と思いきやシロの存在をすっかり忘れていたのですね。シロもお家族でしょうに・・・。まあ、それどころじゃなかったかもしれませんが。

エンディングは財津和夫の「ひまわりの家」ですが、あの歌一度聞くと、しばらく歌が頭の中に残り続けるのですよね。

さて、劇場内は再び明るくなりました。そして、15分ほどの休憩中、「ヘンダーランド」上映前にチョコビを食べていたG-8の男性が、なんとチョコビをまた食べているではありませんか!つまり、2箱目突入なわけです。私と水橋さんはその男性をうらやましく思ったのは言うまでもありません。

そんな事があって、いよいよ第6作目が(例によって予告なしにいきなり)上映されました。





またこんな眺め見られるかな?



冒頭のシーンで、ある女性(お色気のことですが)が何かをやっているシーンから始まりますが、彼女は「うふ」と言い、唇がリアルに映し出され、人差し指を唇に当てるシーンは、彼女の唯一のお色気のシーンと言えるでしょう。

で、何かを持ち出して、飛行船(「アニメーション監督 原恵一」によれば、当初は船だったそうですが)から脱出するシーンは、私は結構気に入っています。DVDでも何度も観ましたね。

そんな冒頭から始まる第6作目「電撃!ブタのヒヅメ大作戦」は前作に引き続き、原恵一監督が更なる大人向けを意識した内容になっているかと思います。それを象徴的に表すのが、前作まであったタイトルコールが無くなったことです。しんちゃんやみさえらが「クレヨンしんちゃん 〜〜〜」というセリフを言うのに、それが無くなったのですから、通常の子供向けとは更なる一線を画そうという意図が垣間見えます。結局、「3分ポッキリ」までタイトルコールは使用されなくなるのですよね。

さあ、オープニング後は前作に引き続き、臼井氏の再登場です。前作は「兄弟船」でしたが、今回は「大都会」と来ましたか。ぜひ、冒頭だけでなく、全て歌い切るまで披露して頂きかったですね。

まあ、この後に、まつざか先生の「ひとり上手」があるから別にいいかな?あの「ひとり上手」は、まつざか先生が歌うからサマになっているのですよね〜。よしなが先生では、ああはいかないでしょう。ちなみに、私も友人達とカラオケに行くと、よく「ひとり上手」をまつざか先生風に歌ったりします。必ずと言っていいほどウケますね。

さて、この屋形船にお色気が乗り込んできたせいで、しんちゃんはじめかすかべ防衛隊はブタのヒズメに連れ去られてしまうことに。しかし、かすかべ防衛隊ということは、そうなのですよね。本作品は、かすかべ防衛隊がチョイ役ではなく、初めて大活躍するのです。いよいよ、かすかべ防衛隊にもお鉢が回ってきたと言うことになります。まあ、野原一家にも活躍シーンはあるのですがね。やはり、クレしん映画で欠かせないのは、友情愛より家族愛?

で、家族愛と言えばひろしとみさえですが、この二人も筋肉に下剤入りのお茶を飲ませたり、極秘ファイルを見たりと、あれこれ行動を起こし、しんちゃん達がいるとされる場所を突き止め、出発開始です。あの時、パスポートをみさえがさしたシーンでは、劇場公開当時、私は「ブリブリ王国」以来、日本以外の国が舞台になるのだと、非常にわくわくしたのを覚えています。

ただし、この後はお色気たちが紀伊半島沖のコンテナ船に連れてこられたという展開で(なお、劇場公開当時中学2年だった私は、「紀伊半島」という地名を知りませんでした。地理をマジメに勉強してなかった証拠です・・・)、どこの外国かは分かりません。

しかし、ここでお色気が子持ちのバツイチであることが分かり、前作の東松山よねとは違う意味で、異質なおねいさんキャラだと言えるでしょう。そして、この手のおねいさんキャラはお色気のみとなります。結構、彼女は人気が高いと思うのですが。私も好きです。

この後、ひろしとみさえがどこかでラーメンを食べているシーンがあります。劇場公開当時、私は身の回りにある看板類、そして何よりもあの建物にすれすれで大きく映し出される飛行機で、ここがどこだか分かりました。

「中華人民共和国 香港 特別行政区」です(「特別行政区」という細かいところまでは分かりませんでしたが)。私は中学1年の頃、家族で返還前の香港を旅行したことがあり、だから分かったわけです(ちなみに、この旅行中、中国語(広東語)のクレしんの単行本15巻を買いました。私が手に入れた初の海外版ということになります)。ただ、もっと遠くの国に行くのかと期待もしていたので、少しがっかりしたという記憶もあります。

この香港で、偶然筋肉とも再会してしまうわけで(みさえの言葉をもじれば、親が子を思う気持ちってのは、どんな幸運も呼び寄せてしまうんだから、となる?)、しんちゃんとも再会できた、と思いきや、しんちゃん達を乗せた飛行船はまたどこかへ行ってしまうわけです。

この後、筋肉とひろし・みさえの追いかけっこが始まるのですが、その間に登場する臼井氏は、今度はみさえに殴られます。みさえも親不孝なのね。というより、親ってのは子供のためなら自分の生みの親だって殴れちゃうんだから、となるのでしょうかね?

遂に、筋肉はひろしとみさえをまくことが出来るというところで、同行を認めるのですね。もし、筋肉に結婚歴や子供がいなかったら、おそらくあり得なかった展開だと言えます。

SMLの飛行機が、民間のジャンボジェットより優先を受けて飛び立つシーンは、SMLの凄さが伝わってくるシーンですが、その後のジェットエンジンの片方が一時動かなくなり危うく墜落、というシーンも違う意味での凄さが伝わってきますかね。で、極め付けなのが、SMLの正式名、「正義の味方ラブ」・・・って、なんか埼玉の片田舎に建つ、古ぼけた雑居ビルの一室にあるような名前のような・・・。ホントにニューヨークにあるのかと思ってしまいます。だって、ネーミングからしてねぇ。

ブタのヒヅメの飛行船は、チベットかヒマラヤを飛んでいて、もうすぐ基地だという時に、お色気達の脱出劇が始まるのですが、この一連の脱出を計るシーンは、私は非常に好きです。アクションとスピード感に溢れており、映像へとぐいぐい引き込まれます。

結局、筋肉達の飛行機は無人機銃によって蜂の巣になるわけですが、一体どうやってあそこから脱出したのでしょうかね。見たところ、全員全くの無傷でしたが。未だに謎ですね。

一方、しんちゃん達は脱出することに成功しましたが、お色気はブタのヒヅメの基地で拷問を受けることに。って、何ですか、デジタル合成技術だか何だか知らんけど、観客からすれば相当バカバカしいシーンです。まあ、露骨に一般的に言われる「拷問」を映すわけにはいかないでしょうが。

夕方、そして日が落ちて夜となり、かすかべ防衛隊も筋肉達も野宿ということになりますが、かすかべ防衛隊が寝た状態から夜空のを見上げるシーンは、劇場公開当時、私の最も印象に残ったシーンです。非常に好きなシーンの一つでもあるのですが、どういうわけか、このシーンは強烈に覚えているのですよね。

翌日、結局ブタのヒヅメの基地に潜入する防衛隊ですが、もう少し外で待っていれば筋肉たちと合流できたはずなのですが、非常に惜しいと思いますが、あそこで合流したら、その後の展開が面白くないでしょうが。

それと、この作品にはアンジェラ青梅なるオカマが登場しますが、またしても善玉のキャラなのですよね。そして、これまでのオカマと違い、大して強くないというところは新たに加わった要素だと言えるでしょう。何か生身の技で、必殺技の一つでもかましてくれるのを期待するのは間違いですかね。このキャラは原作やテレビアニメで登場したアンジェラ小梅と瓜二つで、このキャラが元ネタなのでしょうが、この小梅が俳優藤原けいじにかました必殺技(?)を、どうせなら藤原けいじの代わりに野原ひろしにかましてくれればよかったのに、と思ったりもします。「おかまパーンチ」てね。

そういえば、この辺りで、私は左隣の水橋ホトリさんをちらりと見ると、水橋さんは寝ていました。やはり、オールナイトだから相当体力を要するものなのでしょうね。水橋さんは、しんちゃんがぶりぶりざえもんと勝負(説得)しに行く場面の辺りで、目を覚ましたと思います。なお、私も相当眠かったですが、クレしんの面白さで、どうにか持ちこたえていたという感じです。

さて、防衛隊はマウスたちに見つかり、人質に取られたせいで、お色気は兵器のパーツの引渡しに応じます。ここで、ブタのヒヅメはコンピューターウイルスを使って世界征服するのだと言っていましたが、劇場公開当時の私には何の事かいまいちよく分かりませんでした。この辺りからでも、この作品が大人向けを相当意識していることが分かります。

で、現れたウイルスというのがぶりぶりざえもんで、ここでしんちゃんの活躍が待っているのですね。何しろ、ぶりぶりざえもんを説得できるのはしんちゃんしかいないので。

ここで、大袋博士の機嫌をとるために、お色気は自分のお尻の型を取ることに同意します。ぶりぶりざえもんを説得させるとは言っても、なかなか一筋縄ではいかないわけです。ちなみに、そこは悪の親玉のマウスも同様で、ぶりぶりざえもんに言うことを聞かすために、尻をなめるだのキスするだの「交渉」をしなければいけなかったので。

で、最強の敵(「暗黒タマタマ」ならヘクソンに当たる)ママとの死闘の最中に、しんちゃんはぶりぶりざえもんの説得に向かいます。前作「暗黒タマタマ」では、ヘクソンとの戦いの最中、しんちゃん傍観していただけですが、主人公であるからという意味での活躍が、「ブタのヒヅメ」にはあるわけです。そういう製作スタッフの「反省」が垣間見れると言えます。

そして、ぶりぶりざえもんはお宝ちょうだい山の頂上に辿り着き、正義に目覚めますが、ここで消えてしまいます。正義に目覚めたとたん、消えてしまうのですから、なんという不条理な、しかし必然とも言える展開でしょう。

さて、ウイルスを消されたマウスによって、基地はまもなく爆発ということなので、基地内の人間は敵味方関係なく脱出へ向かいます。ここで、もはや敵味方の区別が完全に消失したことは、原監督ならではの展開でしょう。

しかし、飛行船は重くて動かないわけです。そして、爆発が飛行船に迫った時のしんちゃんの叫び、「助けてー ぶりぶりざえもーん!!」、そして飛行船を助け、自分は爆発へと消えていくぶりぶりざえもんのシーンには、目頭が熱くまりました。観る度にそうです。私の「劇しん3大感動シーン」の第3位ですので。

それと、あの飛行船も、終盤では非常に勇ましい姿に映りました。冒頭は恐怖の対象のように見えたのですが、これも飛行船の持ち主であるブタのヒヅメがもはや悪ではなく、SMLとに助け合う仲間と変化した事を示しているのでしょう。

後日、筋肉はセーギと再開し、セーギはしんちゃんのぶりぶりざえもんに興味を示します。あのしんちゃんのイラストの横の「ありがと」は、これまた泣かせられるものです。

こうして、感動のラストで締めくくられた「ブタのヒヅメ」も終わりを迎え、劇場内は再び明るくなりました。





鑑賞後

「ブタのヒヅメ」終わった後、私は水橋さんに寝ていませんでしたかと聞いたところ、寝ていましたと答えました。やはり、オールナイトはかなりきついものでしょう。

このときのオールナイトで、チョコビを手にしている人が何人もいたので、私と水橋さんは六本木駅近くのam/pmに立ち寄って探してみましたが、ありませんでした。なお、この時の事を、私は4月3日の日記に以下のように書いています。



『母ちゃん、オラのチョコビ食べたな』 2006/4/3(月) 午後 7:51

本日、昼の1時前、テレビ朝日でやっていた番組(月曜のこの時間でやっていたテレ朝の番組ですから「ワイド!スクランブル」です)の中で、なんと現在発売中のチョコビが取り上げられていました。
「ユルユルでDE-O!」のBGMの中、チョコビはなんと今大人気で全国の店で売り切り続出だと番組は伝えていました。
そういえば、この中で、実際にテレビアニメの中のチョコビが静止画像として映されていましたが、それは「3分ポッキリ」の「母ちゃん、オラのチョコビ食べたな」としんちゃんが言う場面です。確かに、そのシーンにはしんちゃんとともに、(みさえが食べたため)空になったチョコビが映し出されていましたが、ちょっと分かりづらかったですね。
そうそう、同番組によれば、アニメの中に出てきたお菓子をそのまま実際に販売するのは、このチョコビが初めてなんだそうです。
ナアルホド、どおりでどこを探してもチョコビが見つからんわけです。この前(3/31)の六本木のオールナイトでチョコビを持っていた観客が何人かいましたが(そのうちの一人は二つ持っていました)、あの方々に、どこで手に入れたのか訊いてくりゃ良かったかな。
オールナイトが終わった後、一緒に来ていた水橋ホトリさんと近くのコンビニに立ち寄ったのに見つかりませんでしたし。
そうそう、その番組によれば、テレビ朝日のスタジオショップでも入手困難だそうな。それじゃあ、他の店でもなかなか見つからないかな。
逆に言えば、クレしんがそれだけ人気があるとも言え、それはそれで嬉しいのですが、手に入らないとなると、ちょっと寂しかったりもします。



前回と違い、私はこの後どこにも寄る予定は無かったので、水橋さんとそのまままっすぐ帰りました。途中で、来週には持ってこれるよう、探してみましょうということで、お別れとなりました。

ただ、この時の私は非常に眠く、電車の中で熟睡していました。そのせいで、うっかり寝過ごしてしまいました。まあ、降りる駅で電車のドアが閉まった時に目覚め、その次の隣の駅で折り返せばよかったので、大して時間はかかりませんでしたが(あと数秒早く目覚めていれば、寝過ごさずにすんだかもしれないとの事ですが)。また、乗り過ごした駅で、電車はすぐに来たため、あまり時間を無駄にしなかったとも思います。

さて、家に帰った後、私はすぐに寝ました。昼過ぎまで熟睡、というより爆睡しておりました。





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